(財)国際健康医療研究所理事長
水上 治
水上 治
老化は不可抗力として受け入れざるを得ない
と言うのが、従来の医学界の常識で、抗老化と言っても、
老化のスピードを緩やかにできたらと願うのが精一杯でした。
と言うのが、従来の医学界の常識で、抗老化と言っても、
老化のスピードを緩やかにできたらと願うのが精一杯でした。
先日革命的な本に出合いました。
それは
「ライフスパン(寿命)―老いなき世界」(東洋経済新報社)
です。
これがすごいと思うのは、従来の老化学説を越えた
最新情報が満載で、実に筋が通っているからです。
著者のデビッド・シンクレアハーバード大学教授は、
遺伝学の権威ですが、最近まで主流だった老化の
酸化学説が退けられ、抗老化遺伝子のスイッチを
オンにしたりオフにするシステム(エピゲノムと言う)
が老化をコントロールしていると、豊富な証拠を示して
主張しています。
すなわち、老化の根源はエピゲノムの変化なのです。
とすれば、エピゲノムをいい方向にもっていけば、
長寿が期待できます。
簡単に言えば、長寿遺伝子のスイッチをオンにし続ければ、
長生きしやすいと言うことです。
長寿遺伝子は20数種類見つかっていて、一番研究されて
いるのがサーチュイン遺伝子です。
それは
「ライフスパン(寿命)―老いなき世界」(東洋経済新報社)
です。
これがすごいと思うのは、従来の老化学説を越えた
最新情報が満載で、実に筋が通っているからです。
著者のデビッド・シンクレアハーバード大学教授は、
遺伝学の権威ですが、最近まで主流だった老化の
酸化学説が退けられ、抗老化遺伝子のスイッチを
オンにしたりオフにするシステム(エピゲノムと言う)
が老化をコントロールしていると、豊富な証拠を示して
主張しています。
すなわち、老化の根源はエピゲノムの変化なのです。
とすれば、エピゲノムをいい方向にもっていけば、
長寿が期待できます。
簡単に言えば、長寿遺伝子のスイッチをオンにし続ければ、
長生きしやすいと言うことです。
長寿遺伝子は20数種類見つかっていて、一番研究されて
いるのがサーチュイン遺伝子です。
次に素晴らしいと思うのは、老化も病気であるという
発見です。年齢と共に、癌リスクが加速度的に上昇
することでわかるように、癌は基本的に老年病です。
もし若い時から少しずつ始まる老化が遅くなれば、
癌の発病そのものを遅くしたり、くい止めることが
出来るかもしれません。動脈硬化も同様です。
老化そのものの根源を抑えることが出来れば、様々な
病気の予防につながりますから、医学そのものが
大きく変わります。
実はサーチュイン遺伝子が、細胞制御の最上級に
位置して、生体をコントロールしているのですから、
ここを抑えれば生活習慣病もコントロール可能かもしれません。
この考えが革命的である所以です。何と老化は治せる
病気なのです。シンクレア教授は、最新情報で特に
長寿遺伝子をコントロールできれば、若返りも可能だと
しています。
誰もが100歳まで元気に過ごせるかもしれません。
発見です。年齢と共に、癌リスクが加速度的に上昇
することでわかるように、癌は基本的に老年病です。
もし若い時から少しずつ始まる老化が遅くなれば、
癌の発病そのものを遅くしたり、くい止めることが
出来るかもしれません。動脈硬化も同様です。
老化そのものの根源を抑えることが出来れば、様々な
病気の予防につながりますから、医学そのものが
大きく変わります。
実はサーチュイン遺伝子が、細胞制御の最上級に
位置して、生体をコントロールしているのですから、
ここを抑えれば生活習慣病もコントロール可能かもしれません。
この考えが革命的である所以です。何と老化は治せる
病気なのです。シンクレア教授は、最新情報で特に
長寿遺伝子をコントロールできれば、若返りも可能だと
しています。
誰もが100歳まで元気に過ごせるかもしれません。
もし長寿に関し誰もが納得いく結論を出したいならば、
証明に何十年もかかりますから、我々にはとても
待てません。
害のない方法で根拠があるなら、今すぐ試みてもいいと
私もシンクレア教授も考えます。
しかも実践は意外と簡単なのです。
証明に何十年もかかりますから、我々にはとても
待てません。
害のない方法で根拠があるなら、今すぐ試みてもいいと
私もシンクレア教授も考えます。
しかも実践は意外と簡単なのです。
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